ここのところ、バタバタしておりました。
いろいろと考えるいい機会でもありました。
そしてこの機会に購入してみたものが「終活手帳」
Amazonを見てみるとたくさんあり過ぎてわからないので、
知り合いのお勧めしてくれた1冊をチョイスしました。(^o^)

 

内容を読んでみるとまだ少し早いかなぁと思う部分もありましたが、
こういう時でないと考えなかったことや伝えておきたいことなどの項目があって、
時間がたっぷりあるこの時にゆっくりと記入しようとページを開きました。
半分くらいは記入できない項目もありましたが、
こういうことも必要なんだということを頭に入れておくだけでも違うのかもしれません。

 

きっかけは…
知人の入院と死。
漠然とではありますが、人生の折り返しが過ぎた辺りから考えてはいました。
そして子ども達が社会人となった今、この先の残りの人生を考えるようになりました。
でも日々の生活に追われていて、何となく後回しにされていたのも事実。
このきっかけと時間を無駄にしてはならないと思って、今回は急いで購入しました。

 

知人は他界した私の父の同級生だった方。
お父様を早くに亡くし、それからは母一人子一人だったそうですが、
お母さまを亡くされてからは天涯孤独という境遇の方でした。
コロナが流行り始めた頃に大腿骨骨折をされて入院、そして手術。
その後は誤嚥性肺炎を繰り返し、還らぬ人となってしまいました。
近くに住んでいた私が基本的なことのお手伝いはしていたのですが、
何しろコロナ禍だったので、病院も面会などは制限されており、
時々面会はできても10分ほどの短時間でした。

 

そんな中、入院費やその他のお金の管理、
そして余命幾許もない中でのご自身のお墓のことなど、
まだご存命の中、私が話をしなければならないことがとても辛くて切なくて…
ある程度の意思表示はされていて、遺言書もご用意されていたとはいえ、
細かいところまでは決まっていなかったのです。
もっと時間があれば、そしてコロナ禍でなければ、
もう少ししっかりと話をする時間もあったのでしょうけれど、
そんな余裕もないままに、頼まれた手続きが完了した旨を伝えると安心したように逝ってしまわれました。

 

こんな中だったので、
独り身の私としては自分が死んだ時のことを想像して、
今、自分の意思がはっきりと伝えられるうちにきちんと記しておこうと思ったのです。
幸いにも私には子どももいるので天涯孤独ではありませんが、
残されるこども達が困ることのないよう、
そして私自身も悔いが残ることがないよう、
自分が死んだ後のことはできるだけ生きているうちに…

 

コロナ騒ぎがあって、
人はいつ死ぬかなんて本当にわからないと感じました。
コロナだけではなく、健康であったとしてもいつ事故に遭うかもしれないし、
私がいつ死んでもいいように最低限の準備だけはしておこうと思った最近の出来事でした。